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美術館が山田・宮古で「あーとキャラバン」-被災地でアートを身近に

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美術館が山田・宮古で「あーとキャラバン」-被災地でアートを身近に

セロハンを貼るのに夢中の小さな「アーティスト」

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 岩手県立美術館(盛岡市本宮、TEL 019-658-1711)の出張イベント「あーとキャラバン2012」が、今年初めて沿岸部を訪れた。今月19日に山田町、20日には宮古市で、ワークショップ「アートデオヤコ いろとひかりの王国」を実施。子どもたちが伸び伸びとと創作活動を楽しんだ。宮古では併せて「生誕100年 松本竣介展」の学芸員講座も行われた。

会場の窓に飾られた子どもたちの作品

 同館で毎月開催している「アートデオヤコ」は、幼児と保護者を対象にしたアートを楽しむワークショップ。今回のテーマ「いろとひかりの王国」は、大型の透明ビニールに色付きセロハンテープや薄紙を自由に切り貼りし、会場の窓を彩った。山田町中央公民館(八幡町)の会場では、虹や太陽を表したものや薄紙を破いてモザイク状にならべたものなど、参加した子どもたちの個性豊かな作品ができあがった。

 「ここでは、紙はやぶき放題、セロハンテープは使い放題。それだけで子どもは大喜びする」と県立美術館スタッフの坂本静さん。被災して町に色が少なくなった地域の子どもに、少しでもアートを楽しんでもらおうと企画された「あーとキャラバン」は、昨年5月から毎月開催。昨年12月までに沿岸の全市町村を巡回した。

 今年4月からは大人向けの企画も開始。20日行われた宮古市山口公民館(宮古市山口)では、現在同館で開催中の「生誕100年 松本竣介展」の学芸員講座では、約20人の市民が参加した。内容の濃い解説に参加者は大満足の様子だった。

 坂本さんは「もともと沿岸部の方々にとって、盛岡の美術館は遠い存在。こちらから出向くことで、もっと身近に感じてもらえれば」と話す。

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