南三陸のフカヒレラーメン、リーズナブルな価格で人気に
南三陸町の食堂「金のサメ」(南三陸町戸倉、TEL 090-6223-7215)が提供している「ふかひれラーメン」が人気を集めている。
同店は、震災後に戸倉地区出身のオーナーが、「地元の復興の手助けになれば」とオープンした食堂。フカヒレラーメンといえば気仙沼が有名だが、同店は通常1杯2,000円は下らないフカヒレラーメンを1,200円で提供していることから、復興関連の事業で同町を訪れる工事関係者やビジネスマンが足繁く訪れるという。「あんかけのあんとフカヒレのバランスがいい」「体が温まる」などと評判だ。
元漁師で店のオーナーの澤田さんは震災後に半年間、毎日仙台市に修行に通って同店を開いた苦労人。フカヒレは弟が経営する海産物の卸販売会社から、「かなり無理を言って」仕入れているという。「みなさん、もったいないもったいない、といって食べていかれる」と澤田さん。
同店では、語り部の話を聞きながら浜料理のランチが食べられる語り部プログラム「元漁師による舟語りと浜料理」も行い、観光客も多く訪れる。
営業時間は11時~17時。