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宮古「浄土ヶ浜旅館」が営業再開へ-2年3カ月ぶりに「おもてなしの心」を

宮古「浄土ヶ浜旅館」が営業再開へ-2年3カ月ぶりに「おもてなしの心」を

「岩手や宮古の自然の美しさを女性のセンスで内装に生かした」と話す若おかみの近江智春さん

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 宮古市の「浄土ヶ浜旅館」(宮古市築地、TEL 0193-62-1319)が6月15日、震災から2年3カ月ぶりにリニューアルオープンする。

 市役所前に移転し、3階建てで、和室6室のほか、新たに洋室ツイン2室を加えた。全室バス・トイレ付きで、従来の旅館より規模を拡大しての再建。

 館内にはコインランドリーや、身障者用トイレ、貸し切り対応可能な家族風呂も完備。1階には、旅館とともに地元で根強い指示を得てきた和食レストラン「味処 海舟」と、法事や宴会に利用できる大広間(50人収容)を備える。

 「とどヶ崎」「はまぎく」など、地域の観光名所や花の名前の付いた客室は落ち着いた温かみのある内装が特徴。伯母のおかみと宿を切り盛りする3代目若おかみの近江智春さんは「岩手や宮古の自然の美しさを女性らしいセンスで内装に生かした」と話す。

 同旅館は1960(昭和35)年、同市鍬ヶ崎地区に創業した。客室5室という小規模旅館ながら、きめ細かいもてなしと地元素材を使った料理で、観光客に長く愛されてきた。2011年2月には、楽天トラベルで「東北地区お客さまアンケート大賞」を受賞。「これからさらに市の観光業を盛り上げて行こう」という矢先に津波の被害に遭った。避難した従業員は全員無事だったものの、解雇を余儀なくされたが、今回の再建で県外に就職した2人を除いて全員を再雇用した。以前より8人多いスタッフの中には、ボランティア活動で同市に滞在し、宮古の自然と近江さんの人柄に引かれて就職を決めたという広島県出身の新卒社員もいる。

 「震災直後は喪失感が大きすぎて何も考えられなかった」と近江さん。「ここまで来るのは長い道のりだったが、待っていてくださったお客さまを迎え、一緒に喜びを分かち合えれば」と話す。

 料金は1泊2食付きで9,800円。各室にタオル、歯ブラシなどのアメニティーグッズを備える。「味処 海舟」では、6月1日に行われた「宮古市sea級グルメコンテスト」でグランプリを受賞した「あんかけウニめし」を1,000円で提供する。

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