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山田町の物産館にベーカリー新店-石割桜の天然酵母パンなど話題に

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山田町の物産館にベーカリー新店-石割桜の天然酵母パンなど話題に

岩手県産小麦「ゆきちから」と「石割桜の天然酵母」を使用した香ばしいフランスパン

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 岩手県山田町に4月6日、「手作りパン工房 山田湾ベーカリー」(山田町大沢、TEL 0193-81-1003)がオープンした。開店早々、連日閉店前に売り切れになるなど、話題を集めている。

訪れる客でにぎわう店内

 同町大沢地区に同日オープンした観光物産館内に、店舗とパン工房を構え開店した。一昨年の震災以降、パン店がなくなっていた同町でのオープンということもあり、店内はひっきりなしに訪れる客でにぎわいを見せている。

 店内に並ぶパンは、各種菓子パンやコッペパン、ピザなど35種類。中でも同店の看板商品は「石割桜フランス」(280円)と「食パン」(1斤340円)。岩手県産小麦「ゆきちから」と国の天然記念物「石割桜」(盛岡市)の天然酵母を使い、30時間かけて作るこだわりのパンだ。外側はパリパリ、内側はしっとりとした食感の「石割桜フランス」は、雑みのない優しい味わいで、小麦の香ばしさが際立つ。ほかにも、あんこを練り込んだ「あんブレッド(300円)」や、同町の魚介類を使った「やまだピザ(150円)」など、オリジナリティの高い商品が人気を集めている。

 22歳という若さで店長を務めるのは、同町出身の堂田(どうた)祐輔さん。震災後、予定していた就職先を失った堂田さんは、2年間、八幡平市や東京、新潟でパン作りの修業をしながら、県産小麦と天然酵母を使ったパンの開発に努めた。聴覚障がいを持つ堂田さんを修業に送り出し、同町に店を持たせたのがオーナーの川村芳宏さんだ。

 川村さんは、同町の人気うどん店「釜揚げ屋」(長崎)を営み、家業であり地元の銘菓でもある「山田せんべい」の製造販売も行っている。バスケットボール少年団の指導者と団員として出会って以来、川村さんは堂田さんを子どものころから支え続けてきた。

 「二人三脚でここまでやってきた」と話す川村さん。「県産食材にこだわり、気軽に毎日食べられるようなパンを提供しながら、山田の海産物を使用した商品も開発していきたい」と話す。堂田さんは「地元でパン屋さんを開くことが夢だったので、とてもうれしい。皆さんに感謝しながら、お客さんが笑顔になるようなパンを作り続けていきたい」と笑顔を見せた。

 営業時間は9時~16時(売り切れ次第閉店)。火曜定休。

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