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宮古「かけあしの会」、ミネラルウオーター販売で地元・映画館救済へ

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宮古「かけあしの会」、ミネラルウオーター販売で地元・映画館救済へ

日本名水百選にも選ばれた「龍泉洞の水」、1本あたり10円がシネマリーンデジタル化への寄付金に

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 宮古市の復興支援プロジェクト「かけあしの会」は3月4日、ミネラルウオーター「三陸の絆 龍泉洞の水 ともに」を、いわて生協全店で発した。

 岩泉産業開発(岩泉町乙茂)が製造するロングセラー商品「龍泉洞の水」に、オリジナルラベルを付けた同商品。売り上げから1本あたり10円が、宮古市の映画館「みやこ映画生活協同組合シネマリーン」(小山田)のデジタル化プロジェクトに寄付される。

 全国で唯一の生活共同組合が運営する映画館であり、三陸沿岸唯一の映画館であるシネマリーンを存続させたいという思いから同商品を企画したのは、宮古市の復興支援プロジェクト「かけあしの会」。同会はこれまでに、ヒット商品となった「塩ストラップ」をはじめ、数々の商品を開発・販売。商品を販売することで、被災した企業や住民に、仕事や社会参加の場を提供してきた。

 「ともに」という商品名は、「支援してくれた全国の人々に感謝し、そのつながりを大切にしながら『ともに』前に向かって歩いて行きたい」という思いから命名。安定的に大量受注に応えられるよう、人気商品「龍泉洞の水」とタッグを組んだ。

 同会代表の菅原則夫さんは「自分たちの力と、購買者の利用の力で、何とかシネマリーンを存続させることができれば」と話す。

 映画界では、配給映画のデジタル化が進み、今年6月ごろにはフィルムによる新作映画が配給されなくなる見通し。これに対応するため、シネマリーンではデジタル上映機材の設置に向けて昨年12月から募金活動を続けてきた。「三陸から映画の灯を消すな」という強いメッセージと共に、開始直後から大きな反響が寄せられ、3月9日現在で、約590万円の募金が集まったという。2スクリーン分の機材を設置するために必要な金額は約1,400万円。多くの人たちからの協力の申し出が、同館の支えになっている。

 「この商品の話を頂いたとき、お金のことよりも、まずその気持ちがありがたかった」と話すのは、同館支配人の櫛桁一則さん。被災者向けの無料巡回上映会を続ける中、町のあちこちで、自主的に設置された募金箱も見かけるという。「まだまだ目標には遠いが、目に見えて支援の輪が広がってきている。皆さんに支えられ、必ずできると信じて頑張っていく」と話す。

 「三陸の絆 龍泉洞の水 ともに」は、500ミリリットル入り1本108円。いわて生協全店で販売。募金は、同館・市内各所の募金箱(設置場所は特設サイトに記載)、銀行振り込みでも受け付ける。振込先口座=岩手銀行宮古中央支店(普)2087665、名義「みやこ映画生活協同組合 理事長 小野寺正光」。

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