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陸前高田「奇跡の一本松」、枝葉取り付け復元完了-震災シンボルとして保存

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陸前高田「奇跡の一本松」、枝葉取り付け復元完了-震災シンボルとして保存

約20メートルの高所で行われた枝葉部分の取り付け作業

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 一旦切り取られ保存作業が進められていた陸前高田市の「奇跡の一本松」が3月6日午前、枝葉部分の設置作業を完了し、震災モニュメントとして復元された。40人ほどの市民が現場に訪れ、作業を見守った。

枝葉部分の取り付け作業が進む「奇跡の一本松」

 保存事業は、委託先の乃村工藝社(東京都港区)が中心になり、神奈川や京都などで防腐処理など保存作業が行われていた。2月中旬に根元部分、今月上旬に幹部分が戻され、残りの枝葉部分の取り付け作業が終わり復元が完了した。

 今日設置された枝葉部分はFRP製(強化プラスチック)で、高さ7.7メートル、重さ1.4トン。クレーンで吊り上げながら接着剤とボルトで固定し、避雷針が取り付けられた。周囲を覆っている足場は、今月10日までに取り外され、東日本大震災から2年目にあたる3月11日には、かつてと同じ姿で陸前高田を見守ることとなる。

 乃村工藝社の経営企画本部チーフの山崎純二さんは「店の内装や商業施設の展示物を主に扱うが、自然の木を再現するのは初めて。海の側で風が強い状況で最低でも10年は保つようなものとして制作にあたった」と話す。

 復興のシンボルとして、市民の中では復元はおおむね歓迎されている一方、作業を見に来た人の中からは「高台移転や住宅の再建が進まない中、このようなものに大金を使っていいのか」と疑問視する声も聞かれた。

 すでに報じられている通り、総工費は約1億5,000万円で、費用は昨年7月から募金活動をする「奇跡の一本松保存基金」でまかなう計画。募金額は2月末現在で約8,775万円。完成記念式典は3月22日に行われる予定。

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