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山田町の食堂「竹松や」が話題に-被災地の子どもに「外食の思い出を」

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山田町の食堂「竹松や」が話題に-被災地の子どもに「外食の思い出を」

日当たりの良い店内。テーブルは以前家業で使用していたのりの木箱を利用した

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 山田町で、昨年の12月中旬にオープンした食堂「竹松や」(山田町長崎、TEL 080-5741-5719)が家族連れや若者グループでにぎわっている。

味わい深い牛タンカレー

 JR陸中山田駅跡地の近くに立地する同店は、4人掛けのテーブル1卓と2人掛け1卓、カウンター4席の小さな食堂。窓に囲まれた店内は日当たりも良く、静かに音楽が流れるくつろいだ雰囲気が特徴。

 ランチメニューの定番は半日かけて煮込んだ「牛タンカレー」(650円)。スパイシーながら、リンゴや玉ネギの甘みが深みを出すソースに、プリッとした歯応えの牛タンがよく絡む。他に「チキンカツ」「きたあかりのポテトコロッケ」(以上600円)などの定食メニューもよく出るという。夜の営業では、「のりのサラダ」「チキン南蛮」(以上450円)など、酒のつまみもリーズナブルな価格で提供している。

 同町出身で県内外の飲食店に勤務した経験を持つ店主の佐藤澤一彦さんは、一昨年の震災後にUターン。のりの加工業を営む実家が被災し、一人住まいの父親を助けるため地元に戻って同店を開いた。

 震災後に帰郷したため、被災者支援策などの公的補助は一切受けられず、コストを抑えた店作りを心掛けたという佐藤澤さん。壁に自らペンキを塗ったり、テーブルに家業で使っていたのりの木箱を再利用したりするなどして工夫を凝らした。

 震災で外食する店が少なくなった山田町。佐藤澤さんは「子どものころ、家族でご飯を食べに行った思い出は、大人になっても忘れないもの。今、この町に住む子どもたちに、その楽しい思い出を作ってあげたい」と話す。

 営業時間は11時30分~15時、17時~22時。水曜定休。

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