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宮古で年末恒例「お飾り市」始まる-「来年も良い年に」願いを込めて

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宮古で年末恒例「お飾り市」始まる-「来年も良い年に」願いを込めて

七福神の絵が極彩色で描かれた「お飾り」は神棚に飾られる

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 宮古市魚菜市場(宮古市緑が丘)の駐車場で12月27日から、年末恒例の「お飾り市」が始まり、大勢の買い物客でにぎわっている。

「お飾り」を買い求める地元民

 同市では古くから、神棚などに飾る縁起物を販売する「お飾り市」が開かれ、毎年暮れの風物詩として知られる。今年も8店舗が軒を連ねた。市では、お飾りとともに松や年縄、しめ飾りなども販売され、価格は2,000~3,000円が平均という。

 そもそも「お飾り」は、90~180センチの紙に七福神や二副神などの縁起の良い絵柄を描いたもので、神棚に貼って飾る。墨絵や極彩色の顔料で、一枚一枚が手描き。家々で好みの絵柄を買い求め、年末に貼り替えて翌年1年間飾られるのが習わしで、ほとんどの家では、毎年同じ絵柄を飾るが、その年に不幸があった場合は、翌年の絵柄を変えることもあるという。

 お飾りを作る「向町 山口」の4代目・我妻保雄さんは、約1年間、仕事が休みの日などに1日5~6枚を作り続けているという。昨年の震災で自宅が被災し、現在は仮設住宅に暮らす我妻さんは、「色を塗り重ねていくため、一色ごとに乾かさなければならないが、仮設住宅は狭いので苦労する」としながら「これを飾る皆さんが、来年も良い年であるようにと願いを込めて作っている」と話す。

 市を訪れた同市在住の女性は「家族や孫が元気でいられるようにと、毎年買っている。お飾りを貼り替えることで、今年も無事に年越しができると感じる」と話した。

 お飾り市は12月31日まで開かれる。

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