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岩手「山田祭」で待ち望まれたみこしが復活-祭り好きの町民で大にぎわい

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岩手「山田祭」で待ち望まれたみこしが復活-祭り好きの町民で大にぎわい

修復された山田八幡宮のみこし。担ぎ手の威勢の良いかけ声とともに町を練り歩き、沿道を沸かせた

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 岩手県山田町の秋の風物詩「山田祭」が9月15日から17日の3日間、川向町に設けられたお祭り広場を中心に開催された。16日には、修復が完了した山田八幡宮のみこしが、震災後初めて町内を巡行。みこしの復活を待ち望んだ町民で沿道が埋め尽くされた。

 特設のお祭り広場は「復興山田がんばっぺし祭り」と称し、町内外から23店舗が出店。3日間で20以上ものステージイベントが行われるなど、訪れた町民で連日ひっきりなしのにぎわいを見せた。「お祭り好きが多い」「DNAにお祭りが組み込まれている」と言われるほど、祭りを特別なものとして愛する町民が、特に楽しみにしていたのは八幡宮のみこし巡行。1年がかりで再建されたみこしが町を練り歩くと、町は人でごった返した。担ぎ手の掛け声とともに、威勢よく進むみこし行列に、空き地の目立つかつての街並みは、つかの間の活気に包まれた。中には、被災した自宅跡地で亡くなった家族の写真を持ち、みこしを待つ人もいた。

 毎年秋に開催される同祭は例年、中日に八幡宮のみこしや各地区に伝わる神楽、虎舞、鹿舞などの伝統芸能が街を練り歩き、翌日は大杉神社のみこしの「海上御渡(かいじょうとぎょ)」が行われてきた。大漁旗を揚げた漁船とともに、大漁と海の安全を祈願する、町をあげての伝統行事だったが、大杉神社は昨年の震災で大きく被災。倒壊した神社の建物の下にあったみこしも、まだ再建されていない。

 同祭り実行委員で同町商工会の東海林文子さんは「町民の魂である祭りが開催できて、みんなが笑顔で集まってくれてうれしい」としながらも「やはり早く大杉神社のみこしも戻ってきてほしい」と話していた。

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