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宮古・浄土ヶ浜で「鎮魂の祈り」イベント-世界遺産・平泉から「延年の舞」も

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宮古・浄土ヶ浜で「鎮魂の祈り」イベント-世界遺産・平泉から「延年の舞」も

震災犠牲者への鎮魂の願いが込められた、約500個の夢灯りが浄土ヶ浜の水面に映る

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 三陸沿岸屈指の景勝地、浄土ヶ浜(宮古市日立浜町)で7月7日、震災犠牲者の冥福を祈る「浄土ヶ浜 鎮魂の祈り」イベントが開催され、悪天候の中、訪れた市民約1000人が郷土芸能を鑑賞しながら鎮魂への祈りをささげた。

延年の舞の舞台

 日没前に震災の犠牲者への黙とうから始まり、鎮魂の祈りの言葉が書かれた「夢明かり」約500個がボランティアの手によって海上に浮かべられた。

 浄土ヶ浜の白い岩をバックにした特設ステージでは、地元の郷土芸能「黒森神楽」や「山口太鼓」の後、世界文化遺産の毛越寺から、門外不出と言われる歌舞「延年の舞」が披露され、霧雨の降りしきる中、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

 同イベントは、実行委員会会長の千葉胤嗣さんの「犠牲者への鎮魂の祈りをささげたい」という想いと「被災地で死者の霊を舞で慰めたい」という毛越寺の願いが一つになって実現した。実行委員会は、宮古市在住の20~30代の若者らによって組織され、低予算ながら大掛かりなイベントとして実現した。

 イベント終了後、同実行委員長の近江智春さんは「鎮魂の祈りが届いたかどうかはわからないが、山口太鼓の演奏者が『この雨は、亡くなった方たちが祈ってもらってうれしくて泣いている雨。ぬれても風邪は引かない』と話してくれたことが心に残った」と話す。

 観客の一人は「どれも素晴らしい舞台だった。みんなのこの思いが、天に届いてくれれば」と静かに話した。

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