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大船渡の新商業エリア「キャッセン」 ものづくり2社が工場建設

大船渡の新商業エリア「キャッセン」 ものづくり2社が工場建設

キャッセン大船渡の区画図面。クリエイティブファームは右下の朱色の⑧の部分

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 大船渡市の新しい商業エリア「キャッセン」に来年、ワイン醸造業「スリーピークスワイナリー」(大船渡市盛町)と食品メーカーとテクノロジー系メーカー「バンザイファクトリー」(陸前高田市米崎町)の2社の進出が決まった。

 スリーピークス社は同市出身の及川武宏社長が長期滞在した海外の事例をモデルにワイナリーを企画。これまで市内にブドウ畑を拡張しながら自家醸造を模索してきたが、この工場で念願の醸造工場のほか、試飲と販売のスペースを確保する。バンザイ社は新たな展開として工場建設に踏み切った。

 2社とも8区画ある中の「クリエイティブファーム」と呼ばれる海側の土地に工場を建築する。いずれも来年3月のオープンを目指す。

 スリーピークス社の及川社長は「ようやくスタートラインに立てた。次のステージにチャレンジできる環境をしっかりと整備し、これまで以上に挑戦し、まだ見たことのない世界をつくっていきたい」と話し、バンザイ社の高橋和良社長は「資金面も含めて研究開発からほとんど自分でやってきたが、今回は大船渡市の誘致に向けた努力で、このような形に発展した。主力の椿茶や我杯(手形付き木製カップ)を中心に頑張っていきたい」と意気込みを見せる。

 これを取りまとめたまちづくり会社「キャセン大船渡」(大船渡町)のタウンマネジャー、臂(ひじ)徹さんは「商業機能の集積について、ある程度の見通しが立っている中、今求められるのは、地域内でいかに経済循環を生むかということ。単に川上から川下までの業種がそろっていればいいということではなく、新しいものを生み出す『シーズの泉』があるかどうかが重要」とし、「その点、常に挑戦の姿勢を緩めることなく、真摯(しんし)にものづくりに取り組む2社に対して地域からの期待はとても大きく、自分自身、2社から創造力について学びたい」と期待を込める。

 キャッセン大船渡は今年4月29日、BRTのJR大船渡駅前にグランドオープンし、現在はショッピングセンターやホテル、飲食店や小売店、ライブハウスなどが入居している。

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