陸前高田の高級カキ使ったバーニャカウダソース 「カキの味しっかり」
岩手県陸前高田市の広田湾で取れるカキを使ったバーニャカウダソース「牡蠣(かき)のバーニャカウダ」が5月中旬、発売された。24日に陸前高田市で行われたお披露目会に先立ち、盛岡市のショッピングセンターでは23日に試食販売会が行われた。
広田湾遊漁船組合の面々
商品開発を手掛けたのは地元で漁業体験と海産物の販売を行う広田湾遊漁船組合。同湾で取れるカキから抽出したエキスを使い、イタリア料理のバーニャカウダ用ソースとしてアレンジした。
「広田湾のカキは首都圏だと1個1,000円するので、なかなか一般消費者の口には届かない。ソースにして気軽に使ってもらい、広田湾のカキの認知を広めたい」と事務局長の鍛冶川直広さん。「広田湾の漁師のこだわりを生かし、いわゆる『はじきもの』ではなく、ぜいたくにも一般に流通する高級カキをそのまま使った」という。味はカキの風味が生きており、「濃いめの味付けにしているので、野菜のディップはもちろん、刺し身につけて食べたり、パスタソースにしたりするのもお勧め」(同)と話す。
内容量は100グラム。限定1500個で、価格は972円。イオンモール盛岡「結いの市」ほか、同組合のホームページで販売する。